日本の犬猫論争

JNCH78ぬこ

日本人は犬や猫が大好きである。飼っているペットの代名詞といえばそのどちらかがまず思い浮かぶ。

それだけではなく、「あなたは犬が好き?猫が好き?」と2択の質問をされることさえあるのだ。

そして、いまや「犬派?猫派?」などと派閥化しているような動きさえあるのだ。

魚派、鳥派の人たちにとっては肩身が狭い限りである。

人気の犬種でも、その時代によって流行がある。それは、漫画やテレビに登場した犬の影響を受けることもしばしばある。

シベリアンハスキー、チワワ、ミニチュアダックスフント、トイプードルなどなど…。

しかし、インターネットで見かける犬派の人たちの中で人気があるのは、柴犬である。

とぼけた顔、そしてふわふわのしっぽをちぎれんばかりに振るその忠実な性格も、犬派の人々の心を捉えて離さない。

ときには、柴犬に油性マジックで眉毛を描いて写真を撮ったりしている飼い主もいる。かわいそうだとは思うが、その顔の面白さは笑わずにはいられない。

そんなことをされても、犬は怒らずに飼い主に従順でい続ける。

そんな犬に、飼い主はさらなる愛情を注ぐのだ。

それに比べると、猫の種類にはそれほど大きい流行があるような感じはしない。

しかし、客観的に見た感じでは、猫派の人々は、なんとも深く激しく猫を愛しているように見えるのだ。

彼らは猫を「ぬこ」と呼び、かわいい猫の写真を見てデレデレに目を細める。

猫の奔放な性格に魅了された猫派の人々は、彼らの奴隷のごとく家で猫に“虐げられ”、それをよしとしているのだ。

彼らは、夜は布団のスペースを飼い猫に占領され、贅沢をいう猫のために安い餌を高い餌に買い替え、パソコンのキーボードに猫が乗ってきても怒らない。

それどころか、そんな自分の“悲惨な”体験をインターネットで競うように公開しているのだ。

いかに自分が猫に尽くせるかということに、彼らは悦びを感じている。

現在、犬派・猫派間の派閥争いは、既に争いの域を超え、完全なる棲み分けがなされているようだ。

自分が好きなペットの世界にどっぷりと浸かり、惜しみなく愛を注いでいる。その愛し方は違えど、彼らは間違いなく幸せなのだ。



関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

return top