世界遺産「和食」の定義とは?

和食定義

和食が世界無形文化遺産に登録されて、約半年が経過しました。

参考資料:和食、世界無形文化遺産に登録 – MSN産経ニュース

「ついに寿司が世界で認められたのか!」一瞬そう思った方はいないと思いますが、お寿司のことではありません。

そもそも和食の何が認められたの?和食の定義ってなに?世界無形文化遺産ってなに?

報道では「和食が世界遺産に認められました!」とだけ伝えるものですから、めでたいことに変わりはなくてもその意味まで深く理解している人の方が少ないかもしれません。

今回は和食の定義や世界遺産の定義について、少し突っ込んで調べてみました。

 

和食?世界遺産?まずは意味を解説

和食の定義とは

英語holic
引用元:英語holic

「和食」の特徴

  • 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
  • 栄養バランスに優れた健康的な食生活
  • 自然の美しさや季節の移ろいの表現
  • 正月などの年中行事との密接な関わり

参考資料:農林水産省/日本食文化を、ユネスコ無形文化遺産に

何となく分かるような、はっきりしないような・・・

和食というと「お寿司」や「天ぷら」などをイメージするかもしれません。

今回の世界遺産登録に置き換えて「和食」を説明しますと、一汁三菜と言われる日本人の食事スタイルが世界無形文化遺産として登録されたと考えて頂ければ分かりやすいかもしれません。

 

世界無形文化遺産の定義とは

 無形文化遺産保護条約に基づいて登録された、世界各地の芸能、口承文学、社会的な習慣や儀式・祭事、自然に関する知識や慣習、伝統工芸技術などのさまざまな無形の伝統文化遺産。

引用元:無形文化遺産 とは – コトバンク

無形文化遺産保護条約は2006年(平成18年)に発行され、その二年後の2008年(平成20年)日本では能楽(のうがく)を皮切りに2013年(平成25年)に和食が登録されるまでの間、計22の日本の無形文化が世界遺産として登録されています。

ちなみに世界遺産は「自然遺産」「文化遺産」「複合遺産」と大きく3つに分類さ、今回は有形文化ではなく無形文化の世界遺産として認められたということなのです。

 

世界が認めた和食(一汁三菜)の良さ

昔ながらの一汁三菜
引用元:松岡病院

引用元の写真が病院となっていますが、和食は決して治療の為の食事ではありません。

和食の低カロリーで健康的な点が、世界遺産に登録されるポイントになっています。

また世界無形文化遺産として認められた点を分かりやすくまとめた記事もありました。

  • 見た目の美しさ
  • 魚や野菜などの食材
  • 栄養のバランスに優れている
  • 年中行事と密接な関わりがある

参考資料:くらし☆解説 「ユネスコ無形文化遺産”和食”とは?」 | くらし☆解説 | 解説委員室:NHK

こうして日本人が平安時代から1,000年以上受け継いできた文化が世界で認められたことは、とても喜ばしいことです。

 

注意:商用利用はダメ

つい先日発表されたニュースです。

同庁は「例外を認めると商業化への歯止めがかからなくなる」として、商業化を一切認めない見解をまとめた。特定の商品だけでなく、和食文化を楽しむツアーなどを「無形文化遺産」と付加価値を付けて宣伝することも認めない方針だ。

引用元:産経デジタル

世界無形文化遺産の定義、また和食の定義が幅広いだけにこうした規制を作る必要があるようです。

商用利用の暴走して世界無形文化遺産登録の意味からずれてしまうという文化庁の見解はゴモットモなのですが、世界遺産登録された和食文化が今後、国際社会で日本の追い風になることはあるのでしょうか。

 

和食が世界遺産に登録されるメリット

和食の尊重はコメの消費拡大につながるわけで、伝統的食品の業界にとってはプラスになることは間違いない。

引用元:文化庁発表、和食を世界遺産登録へ 伝統的な食文化を対象に

このようなこと以外にも、世界に認められる宣伝効果だけでプラス要素はたくさんあるはずです。

和食を食べに来る外国人観光客や和食を食べたがる外国向けの輸出産業への期待など、世界遺産登録の効果は計り知れないと思います。

 

和食が世界遺産に登録されることが終わりではなく、国際競争力に打ち勝つ為の始まりと捉えるべきだと思います。

また商用利用が無理ということであれば、官民一体となって和食文化を世界に発信する必要もあるのではないでしょうか。

世界が認めた和食を活かすかどうかはこれからの行動にかかっています。



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