春夏秋冬が反映される日本の手紙

JNCH281日本の手紙

日本の美しさのひとつには四季があります。春、夏、秋、冬があるからこそ生まれた日本の伝統文化はたくさんあります。行事やそれにともなう料理など暮らしの中に根付いているものは様々です。

その中でも四季を意識した手元に残る美しいもの、それは誰でも一度は書いた事のある「手紙」ではないでしょうか。現在では連絡の方法は電話やメールが主流になってしまいました。しかし本来、自分の事や家族の事を知らせたり、相手の様子を伺うなどには手紙を書いていました。

相手に知らせる事が同じ内容でも、手紙には直筆のぬくもりが感じられ筆記具や紙選びなどもセンスが出ます。かしこまった手紙の中では形式も決まってます。最初の頭語の後にくるのが時候の挨拶です。この季節を意識した挨拶は美しい日本の伝統文化のひとつにもなっています。季節ごとや用途ごとに共通する時候の慣用句もありますが、自分なりの表現で季節感を伝えるなどもテクニックのひとつです。

これには知識や教養、日本語の美しさと高度な言葉のセンスが問われるでしょう。このような面からみても、手紙は身近なものかつ格式の高い文化なのです。暑中見舞い、残暑見舞い、寒中見舞い、年賀状など季節の変わり目には古来より続いて来た手紙の文化があります。これはビジネスの面でもとても重要コミュニケーションツールです。

日本の社会の中で手紙を書くという行為は、ただの連絡ツールなどではありません。その人、そのものをあらわす大切なツールだと言えるでしょう。



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