工場萌えとは?

JNCH117工場萌え

“萌え”という言葉が日本語に定着して久しい。ある対象への好意、愛情、執着、耽溺を表す言葉であり、小動物やアニメのキャラクター等に使われるのが一般的である。しかし、日本にはなんと“工場萌え”というジャンルがあるのだ。

工場萌えとは、その名の通り工場に対して萌えることである。2000年代中盤あたりから、ちらほらとこの言葉が聞かれるようになった。

プロの写真家によって工場の姿を収めた写真集が発売されるようになった頃の話である。従来は決してかっこいいとされていなかった石油精製施設や化学工場などのパイプライン、煙突、ライトアップされる夜間の工場写真をかっこいいとする人々がインターネットを通じて増え始め、一つのジャンルが誕生することとなった。

工場は関係者しか立ち入りが許されておらず、普段は見ることができないという非日常さも人々を惹きつける要因であった。

工場萌えの人々が魅力を感じるのは、工場の内部ではなくその外観である。工場の内部で製品などが作られる様子を見学するような、従来の工場見学を趣味とする人々とは目の付け所がまったく異なっているのだ。

工業地域やコンビナートを持つ地方自治体は、それらが新しい観光資源や町おこしの原動力になるとして、工場萌えに対して協力的な姿勢を見せている。

こういった趣向を持つ人々のために、夜に工業地帯をめぐるバスツアーや船上より工業地帯を見学するというクルーズが開催されている。

一時期のブームは去ったものの、工場萌えを感じる人々は依然として存在している。



関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

return top