日本一裕福な村 飛島村とは?

飛鳥村裕福

日本一裕福な街とはどこか、ご存知ですか?

裕福と聞くと「裕福な住民が沢山いる」「税収が豊富」など色々なことを想像すると思います。

財政力指数ダントツの日本一を続ける村が、愛知県にあります。

飛島(とびしま)村というのですが、ご存知でしたでしょうか?

今回は飛島村が「日本一裕福な村」と言われる理由を調べてみました。

 

飛島村がリッチな理由とは

飛島村
引用元:飛島村:村内マップ

飛島村は愛知県にある、伊勢湾に面した村です。

人口はおよそ4,500人、総面積は22.53 km²、人口密度は約200人/km²と言われる飛島村が裕福と言われる最大の理由は税収です。

その飛島村が、どのように税収を得ているのでしょうか?

日本一裕福な村と称されるその実態を、一つ一つ解説致します。

 

全国でもダントツと言われる財政力指数

財政力指数とは、税収と自治体(今回で言えば飛島村)の運営に必要な経費とのバランスです。

そのランキングは次の通りです。

財政力指数ランキング
引用元:日本☆地域番付

飛島村が2位以下を大きく引き離し、圧倒的な1位となっています。

飛島村がどうしてこれだけ、他の市町村を圧倒する財政力を誇ることが出来るのでしょうか?

 

豊富な固定資産税収入

飛島村は伊勢湾に面し、名古屋市とも隣接しています。

伊勢湾岸自動車道の飛島インターもあり、物流拠点として好条件にあると言えます。

飛島IC
引用元:伊勢湾岸自動車道

飛島村に誘致されている主な企業は次の通りです。

  • 三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場
  • 川崎重工名古屋第二工場
  • 中部電力 西名古屋火力発電所
  • トヨタ自動車飛島物流センター
  • 東海鋼材工業 本社工場
  • 三菱自工 名古屋部品センター

日本を代表する主な企業が並んでいます。

その他200社を超える企業があり、そこから得る固定資産税収入が飛島村の収入源に繋がっています。

 

どん底から激変した飛島村の転機

日本一リッチと言われる飛島村も、昔から裕福だったわけではありません。

1959年9月、日本国内を襲った伊勢湾台風により、飛島村は壊滅的と言われる被害に遭いました。

そもそも村のほとんどが海抜0mという土地柄です。

台風後は村からの人口流出が相次ぎ、財政は悪化しました。

そんな飛島村に転機が訪れたのは1971年、西部臨海工業地帯の飛島村への編入が決定し数多くの工場誘致が進みました。

こうして最悪期を脱した飛島村は財政力を取戻し、現在の財政力指数を維持しています。

 

飛島村の充実した福利厚生

すこやかセンター(サブ)
引用元:青島設計

豊富な税収のある飛島村の福利厚生についても調べてみました。

  • 住民が出産し1年以上村内に在住した場合と、子供が小学校・中学校にそれぞれ入学した場合、村から10万円の祝金が支給
  • 90歳になると20万円、95歳になると50万円、100歳になると100万円が支給
  • 一人暮らしの老人に乳酸菌飲料を無料
  • 天然温泉の出る温浴施設
  • 豪華な複合施設(温水プールやトレーニングルーム・スライダーやウォーキング専用のプール・スパ)
  • 小中一貫教育校の村立飛島学園を設立
  • 中学2年時に村の費用全額負担でアメリカ合衆国サンフランシスコへの1週間の研修旅行
  • 子どもの医療費は中学校卒業まで無料
  • 村の創立記念に「飛島音頭」という曲を制作(歌は三波春夫)
  • 中央公民館の大ホールの座席数は1,100席

人口4,500人程の村としては、考えられない福利厚生の充実さです。

 

飛島村の問題点と今後の課題

飛島村入口

引用元:国道23号

これだけ裕福な飛島村の実態を知ると「暮らしてみたい。」「子育ては飛島村で!」「老後は飛島村で暮らそうかな?」そう思った方も多いと思います。

その飛島村の人口は、未だ4,500人程です。

もっと増えても良いはずの人口が、どうして増えないのでしょうか?

そこには次の理由がありました。

村の大部分が市街化調整区域と工業専用地域みたいで、新規参入は非常に厳しいらしいです。
村域のほとんどが市街化調整区域であり、住宅・アパートなどの建設が困難。
住宅をたてるとした場合、売地は存在しますが、やはり「調整区域」で、もともと住む人以外の住宅建設は不可。 移り住む場合、婚姻、養子縁組、相続という形態をとるか、村民の家に居候させてもらう以外、方法はなさそうです。

飛島村は海抜が0メートル、北部は干拓により出来た農地、南部は埋立地です。

飛島村2
引用元:家造net

居住地域が少ないことが、村の人口停滞に繋がっていました。

 

飛島村は20世紀に再生した市町村の成功例と言えますが、それでも問題はこのように潜んでいます。

人口の増えない飛島村、これから行政がどのような舵取りをするのか?

期待して見てみたいと思います。



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